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企業間取引とは。受発注の基本的な流れとアナログ・デジタルの取引方法

企業が事業活動を行う際には、企業間取引が発生します。企業間取引とは、事業者間における商取引のことです。

企業間取引では、見積りから注文処理、仕入先への発注、請求に至るまでのさまざまなフローが発生するため、円滑に進行するための体制を構築することが重要です。

受発注部門の管理者のなかには「企業間取引の方法にはどのような手段があるのか」「受発注フローを効率化する方法はないか」など気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、企業間取引の流れや方法、受発注フローのデジタル化に役立つシステムについて解説します。


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目次[非表示]

  1. 1.企業間取引と一般消費者との取引の違い
  2. 2.企業間取引の流れ
  3. 3.企業間取引の方法
    1. 3.1.1.アナログによる方法
    2. 3.2.2.デジタルによる方法
  4. 4.企業間取引のデジタル化は『TS-BASE 受発注』がおすすめ


企業間取引と一般消費者との取引の違い

一般の消費者を対象とした取引は“BtoC(Business to Consumer)”、企業間取引は“BtoB(Business to Business)”と呼ばれます。


▼BtoBとBtoCの違い


BtoB
BtoC
取引の相手
事業者(企業・個人事業主)
消費者
取引の内容
商品・サービスの売買
業務委託
商品・サービスの売買


BtoCでは、企業が店舗やECサイトなどで商品を販売して、消費者から代金を受け取ることによって売買を行う仕組みが一般的です。

これに対してBtoBでは、商品・サービスの受発注や業務委託などのさまざまな取引形態が存在します。例えば、メーカーが原材料を仕入先に発注したり、小売事業者が卸売事業者に製品を注文したりする取引が挙げられます。

最終的な決済が完了するまでに見積り・交渉・契約・請求といった複数のフローが発生するほか、特定の企業と継続して取引を行うケースもあります。1対1ではなくサプライヤー間での取引が伴うため、BtoCと比べて取引のプロセスが煩雑化しやすいことが特徴です。



企業間取引の流れ

企業間取引では、取引開始から決済までに相手企業との複数回のやり取りが発生します。一般的な取引の流れは、以下のとおりです。


▼企業間取引の流れ

流れ
対応者
対応内容
1.見積りの依頼
注文者
注文(発注)したい商品・サービスや原材料などの
見積りを依頼する
2.見積りの提示
受注者
注文者へ見積りを提示して、価格・納期・取引条件など
​​​​​​​について交渉を行う
3.契約
注文者・受注者
取引内容の合意に至ったら、契約を締結して帳票を
発行・受領する
4.納品
受注者
注文者へ商品・サービスを出荷して納品書を送付する
5.請求
受注者
注文者へ請求書を送付する
6.決済
注文者
受注者が発行した請求書を受領して、支払期日までに
代金を支払う


企業間取引の契約で取り交わす帳票は、取引の内容によって異なります。例えば、商品の売買を行う際には、注文者が受注者に対して注文書を発行します。

また、決済のフローで金銭の授受を行う方法については、銀行振込や口座振替、クレジットカード決済などが用いられることが一般的です。

企業間取引における業務内容や課題については、こちらの記事で解説しています。


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企業間取引の方法

企業間取引では、受発注フローを進行する方法によってアナログとデジタルの大きく2つに分けられます。


1.アナログによる方法

電話・FAX・メール・郵送などで取引先とのやり取りを行う方法です。従来では、企業間取引においてこのようなアナログな方法を用いることが一般的でした。


▼アナログな方法を用いた受発注業務の例

  • 商品・在庫に関する問い合わせ対応を電話で行う
  • 電話やFAXで受注した注文を基幹システムへ手入力する
  • 帳票を郵送で送付する など


アナログによる企業間取引では、基本的なOA機器や情報通信機器で受発注を行えるため、ITインフラを新たに構築するコストの負担や技術面の問題を回避できます。

しかし、「取引先ごとに受発注の窓口が異なる」「基幹システムへの転記作業が必要になる」などの理由から、担当者の業務が煩雑化したり、人的ミスが発生したりする課題があります。

受発注業務をアナログな方法で行う課題については、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

受発注業務をアナログな方法で行う課題や効率化のポイントについて、こちらの資料で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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2.デジタルによる方法

近年さまざまな業種で取り入れられているのが、受発注システムやBtoB-EC、Web-EDIなどの受発注フローをデジタル化できるシステムです。

企業間取引をデジタル化できるシステムを活用すると、電話・FAX・メール・郵送で行っていた受発注フローをオンラインで行えるようになります。

受発注担当者が基幹システムへ手入力したり、FAX・郵送で帳票を送付したりする作業が不要になるため、業務の効率化と人的ミスの防止につながります。


▼受発注業務をデジタル化できるシステム

システムの種類
概要
受発注システム
受発注のフローを一元管理して、注文・発注・在庫管理・出荷管理などを行えるシステム
BtoB-EC
企業間における商品の注文(発注)をオンラインで完結できるプラットフォーム
Web-EDI
企業間の商取引で発生する見積書・注文書・請求書などを電子データとして授受できるシステム


なお、経済産業省の『令和4年度 電子商取引に関する市場調査報告書』によると、BtoB-ECの市場規模は近年拡大傾向にあると報告されています。


▼BtoB-EC市場規模の推移

BtoB-EC市場規模の推移

画像引用元:経済産業省『令和4年度 電子商取引に関する市場調査報告書


アナログな方法を用いた商取引の市場規模に対するEC市場規模の割合(EC化率)は、2022年時点で37.5%となっており、デジタル化を進める企業が増えていることが分かります。


受発注システムのメリットやBtoB-ECについては、こちらの記事をご確認ください。

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出典:経済産業省『令和4年度 電子商取引に関する市場調査報告書



企業間取引のデジタル化は『TS-BASE 受発注』がおすすめ

企業間取引では、決済に至るまでのフローにおいて取引先・サプライヤー間での複数回にわたるやり取りが発生します。

電話・FAX・メール・郵送によるアナログな方法で受発注を行っている現場では、業務効率の低下や人的ミスの発生などにつながる可能性があるため、システムの導入によってデジタル化を図ることが有効です。

TS-BASE 受発注』は、受発注フローを一元管理できるクラウド型のシステムです。注文者・受注者・仕入先の3者をつなぐシステムを提供しており、企業間取引で煩雑化しやすいやり取りを円滑化することが可能です。

また、受発注のやり取りをオンラインで完結することにより、業務の効率化と納品リードタイムの短縮、人的ミスの防止にもつながります。


TS-BASE 受発注の詳細については、こちらの資料をご確認ください。

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