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発注点を管理する4つのポイントと効率的な運用方法

在庫管理において、過剰在庫や欠品が発生すると、コスト・販売機会の損失につながるリスクがあります。適正な在庫数を維持するには、発注を行うタイミングとなる“発注点”を管理することが重要です。

しかし、紙媒体や目視による管理を行っている現場では、発注点を設定しているにもかかわらず、必要なタイミングで発注を行えなかったり、発注漏れ・記入間違いなどの人的ミスが発生したりするケースもあるのではないでしょうか。

本記事では、発注点とは何か、また発注点を管理するうえでの課題や管理のポイント、効率的に行う方法について解説します。


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目次[非表示]

  1. 1.発注点とは
  2. 2.発注点を管理するうえでの課題
  3. 3.発注点管理を行う際の4つのポイント
    1. 3.1.1.在庫管理業務を標準化する
    2. 3.2.2.ABC分析で優先順位を設定する
    3. 3.3.3.需要予測で発注量を調整する
    4. 3.4.4.定期的に発注点を見直す
  4. 4.効率的に発注点や管理を行う方法
  5. 5.TS-BASE 受発注で効率的な発注点管理を実現


発注点とは

発注点とは、発注を行う基準となる在庫量のことです。

発注点を設定している現場では、在庫数が一定数に到達したタイミングで発注を行います。発注を行う基準となる在庫量が明確になることで、定量的で安定した発注を行えるようになります。

これにより、適切な在庫量を維持できるようになり、過剰在庫や欠品が発生するのを防止できます。また、担当者の勘や経験に依存した発注対応がなくなるため、属人化の解消にもつながります。



発注点を管理するうえでの課題

発注点を軸に発注業務を行う場合、発注の時期(タイミング)が固定されていないため、発注頻度が増えると発注や支払いに関する業務が煩雑になってしまうことがあります。

また、あらかじめ定めた発注量から急激に需要が増えた場合は、納品が間に合わずに欠品が発生するおそれがあることも課題の一つです。

そのほか、紙媒体を使用している、担当者によって異なる方法で在庫を管理しているといった現場では、実在庫との差異が発生して、発注点に到達したタイミングで適切に発注できなくなるケースも考えられます。


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発注点管理を行う際の4つのポイント

発注点を適切に管理して、安定した発注業務を行うために、以下のポイントを押さえておくことが重要です。


1.在庫管理業務を標準化する

発注点を管理するにあたって、在庫管理業務の標準化を図る必要があります。従業員が同じ手順で在庫管理を行えるようにマニュアルを作成して、作業方法やフローを統一することがポイントです。

在庫管理業務が標準化されると、発注者が実在庫を正確に把握できるようになります。実在庫と管理上のデータとの差異が発生するのを防ぐことで、正確な発注点に基づいて発注を行えるようになります。


2.ABC分析で優先順位を設定する

ABC分析を実施して、商品ごとに在庫量の優先順位を設定しておくことも、発注点を管理するポイントの一つです。

ABC分析とは、商品の重要度をクラス分けして優先順位を見極める分析手法です。優先的に発注を行う商品を分類して、必要な在庫量や発注のタイミングを判断します。


▼ABC分析によるグループ分けの例

優先度
管理方法
A(最優先)
在庫が切れないように重点的に管理する
B(現状維持)
毎月または在庫が切れたときに発注する
C(管理をゆるめる)
在庫が切れてから発注する


これにより、発注点の管理を効率化できるほか、重要な商品の欠品を防止する、売上向上の施策を検討することが可能です。


3.需要予測で発注量を調整する

発注点を管理する際は需要予測を行い、発注量を調整することがポイントです。

季節商品や流行商品などは、需要が大きく変動する可能性があります。需要予測を行わない場合、出荷量が急に増えて欠品が発生したり、必要以上に発注をかけすぎて売れ残り(余剰在庫)が発生したりする問題につながります。

こうしたリスクを防ぐために、過去の発注履歴データや市場のトレンドなどから商品の需要を分析・予測して、必要な発注量を算出することが大切です。


4.定期的に発注点を見直す

発注点に基づいた在庫管理を行う際は、定期的に発注点を見直すことも必要です。

設定している発注点で運用するなかで、発注の頻度が増えた場合には、発注点を増加させて少ない頻度で発注できるようにします。季節商品については、季節の変わり目ごとに発注点を見直します。

発注点を見直すタイミングは、「3ヶ月ごとに発注点の見直しを行う」といったようにマニュアル化しておくと、スムーズな運用につながります。



効率的に発注点や管理を行う方法

発注点管理の方法には、ノート・カードなどの紙媒体や表計算ソフトウェアなどがありますが、効率的に行うにはシステムの活用が有効です。

システムを活用することで、紙媒体で起こりがちな人的なミスを防げるほか、より正確な在庫管理と需要予測によって、適切に発注点を管理できるようになります。

TS-BASE 受発注』では、在庫状況をリアルタイムで把握して、正確な発注点に基づいた発注を行えます。商品別に発注点を設定できるほか、過去の出荷実績や在庫状況などのデータを基に需要予想を行うことも可能です。

また、在庫が発注点に到達するとメールで通知されるため、毎日在庫の棚卸を実施しなくても、必要なタイミングで発注できます。これにより、発注業務や在庫管理業務の負担を軽減して、効率化を図ることが可能です。


TS-BASE 受発注を導入している企業さまの事例は、こちらからご覧いただけます。

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TS-BASE 受発注で効率的な発注点管理を実現

在庫管理において発注点を定めることで、定量的で安定した発注を行えるようになり、欠品や過剰在庫の防止につながります。

発注点を適切に管理するには、在庫管理業務を標準化するとともに、ABC分析を用いて在庫量の優先順位を設定する、需要予測で発注量を調整する、定期的に発注点を見直すことがポイントです。

TS-BASE 受発注』を活用すると、システムを立ち上げるタイミングで業務フローを整理して、在庫管理業務の標準化を図れます。

また、倉庫管理システム(WMS)が備わっており、在庫情報(出荷・注文のデータ)の蓄積・管理がしやすいことも特徴です。需要予測の機能を活用すれば、商品の特性に合わせて発注点を設定できます。入出庫・在庫数の実績データについては任意の期間で作成できるため、発注点の見直しにも役立ちます。

詳しくは、こちらをご確認ください。


なお、在庫管理に関するシステム活用については、こちらの記事で解説しています。併せてご確認ください。

  在庫管理システムのメリット・デメリットと導入時のポイント 在庫管理において、「在庫数が合わない」「アナログな管理で業務が煩雑化している」といった課題を抱えている企業も多いのではないでしょうか。たとえば、紙やExcelで在庫数を管理している場合、情報の共有漏れや処理漏れが発生し、在庫数に差異が発生することがあります。今回は在庫数の差異をなくし、業務の効率化の役立つ在庫管理システムのメリット・デメリットと導入時に押さえておきたいポイントについて解説します。 TS-BASE受発注 - 受発注管理・在庫管理システム



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